お知らせ
2025.02.18
最近のニュースを見ていたら中国人観光客が今年の春節に押しかけて関空では入国出来ないほどだと報道していました。
中国政府は日本非難を繰り返すので中国旅行者はさぞや日本嫌いかと思っていたら25年は去年の3倍増になるとNHKで報道していました。
どうやら中国人の建前と本音には大きな差があるようです。
さてそこで中国政府のレアメタルの対日輸出の制限報道の建前と本音に迫ってみたいと思います。
約30年前、筆者が対中貿易でレアメタルを買い漁っている時期のエピソードです。対外貿易部の高官との意見交換では、彼らが中国の長期的な未来について深く考えていたことが印象に残りました。
その際、世界の大国としての条件について議論し、彼らは次の三つの要素を挙げました。第一は人口、第二は軍事力、第三は資源の確保です。これらの要素は、大国としての地位を確立するために不可欠であると強調していました。
### 1. 人口
中国は世界で最も人口の多い国であり、これは経済成長や国際的な影響力に大きく寄与しています。豊富な人口は労働力の供給や内需の拡大を促進し、経済の発展に繋がります。共産党の政策もこの人口を活用し、持続的な経済成長を目指しています。
### 2. 軍事力
近年、中国は軍事力の強化に注力しています。これは国内外の安全保障を確保し、地域での影響力を拡大するための重要な取り組みです。歴史的に見ると、中国は軍事力を使って周辺国との安定した関係を維持してきました。共産党は強力な軍事力を国家の統一と安全を守る手段と位置付けています。技術者の水準は途上国でしたが日本人技術者が無料で技術移転をしていた時期でした。
### 3. 資源
資源の確保も中国の外交政策の重要なテーマです。国内だけでなく、海外からの資源確保にも注力しており、「一帯一路」などの経済外交を通じて資源供給国との関係を強化しています。資源の安定供給がなければ、経済成長は難しく、社会不安を引き起こす恐れがあります。共産党は、安定した経済成長を維持するために資源確保を国家戦略として掲げています。
### 日本の良さ
一方、日本は独自の強みを持っています。まず、文化的な豊かさと伝統の深さは、日本の大きな魅力です。四季折々の美しい自然を背景に、和の心を大切にした生活様式やおもてなしの精神は、訪れる人々に感動を与えます。また、日本は技術大国であり、革新性や品質の高さにおいて世界に誇る産業を持っています。自動車や電子機器など、日本の製品は国際的にも評価されています。
さらに、日本は島国特有の助け合いの文化を持ち、コミュニティの絆が強いことも特徴です。この助け合いの精神は、災害時の迅速な対応や復興においても顕著に表れています。日本人は、相手に対して寛容であり、他国の文化を尊重する姿勢も持っています。これにより、国際社会においても信頼を得ることができています。
### 結論
一方で我が国日本は人口は少子化傾向から期待は出来ません。軍事面では実は世界の中では技術大国と言う視点から期待して良いでしょう。最後の資源については残念ながら資源貧国と言わざるを得ません。
日本と中国を比べると1番の違いは日本は島国で単一民族で多様性が少ないけれども、中国は大陸に位置して多民族国家で色々な見方が出来る多様性国家である違いがあります。
日本人は視野が狭く短期的にしか見ない国民性である(悪い事ではなく日本人の癖であるだけの事)のに比べて中国人は異常な競争国家で長期的な考え方を持つしか(過去の貧困社会では)生きていけなかった可能性があります。
逆に言えば日本は島国だからこそお互いが助け合う民度の高い国家になったとも言えます。他人に寛容でマナーの悪い中国人観光客にも「おもてなし精神」を発揮する文化国家であるとも言えます。
以上の観点から、中国が大国としての条件を満たす一方で、日本は独自の強みを活かし、国際社会においての地位を築いていることがわかります。日本の豊かな文化や技術力、助け合いの精神は、今後の国際関係においても大きな価値を持つでしょう。したがって、両国は異なる戦略でそれぞれの強みを活かしつつ、共存と発展を図っていく必要があります。