お知らせ
2025.10.20
手術後の危機
外科手術後、初めての危機に襲われた。順調に進んでいた大腸ガンと肝臓ガンの治療であったが、縫合部分に炎症が発見されたのである。この炎症は一歩間違えれば腹膜炎に発展する危険性を孕んでいた。医師からの説明を受けている中で、私はその深刻さを理解し、心に不安が広がった。
再手術の決定
炎症の進行を防ぐためには、新たにドレーン手術が必要であると判断された。CTとX線による検査を経て、主治医の判断が下される。彼の表情には緊急性が見て取れ、炎症部分を抗生剤で叩く必要があるとのことであった。準備は丸一日かかり、気が重くなる思いを抱えながらも手術の日に臨んだ。
手術の経過
手術は夕刻に開始され、約1時間10分で無事に終了した。大腸ガンと肝臓ガンのダブル手術は、予想通り不測の事態を伴うものであったが、医師の熟練した技術に感謝しつつ、何とか乗り切ることができた。手術中は意識が朦朧としていたが、目が覚めた時には穏やかな環境にいることにほっとした。
回復の兆し
手術後の夜は比較的ゆっくりと寝ることができた。疲れがたまっていたのだろう、身体が安静を求めているのを感じた。翌日も容体は安定しており、医療スタッフが適切にケアしてくれていることに感謝する気持ちが湧いてきた。少しずつ回復に向かう実感を得ることができ、希望が見えてきた。
これからの課題
しかし、治療が進み回復が見られるとはいえ、今後の治療や生活において慎重さが求められる。大腸ガンと肝臓ガンの闘病は、心身に大きな負担をかけていることを忘れてはならない。医師との信頼関係を築き、指導を受けながら、自らの健康管理に努める必要がある。また、今後も適切なフォローアップが欠かせないと感じた。
まとめ
闘病生活において、今回の手術は大きな試練であったが、適切な対応のおかげで危機を乗り越えることができた。今後も油断せず日々を大切にしながら治療に専念していく所存である。回復に向けた道のりは簡単ではないが、自分の健康を取り戻すための努力を続けることが最も重要であると改めて気付かされた。これからも冷静に、着実に歩みを進めていく覚悟を新たにした。